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単衣は必要?着物初心者が知っておきたい、着る機会を増やす一枚の選び方

きものの衣替えは「カレンダー通り」ではなくなっている

着物の衣替えといえば、「6月と9月は単衣、それ以外は袷」という決まりを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

しかしこの考え方は、今の気候やライフスタイルに照らすと、少し前の“ルール”になりつつあります。

その背景には、いくつかの変化があります。

まずひとつは、年間平均気温の上昇です。
春先から汗ばむ日が増え、秋も暑さが長引くようになったことで、従来の暦と体感温度にズレが生まれています。

二つめは、着物を着るシーンの変化です。
フォーマルな場だけでなく、食事やお出かけなどカジュアルな場面で着物を楽しむ方が増え、「きちんと着る」だけでなく「快適に過ごせるかどうか」が重視されるようになりました。

そして三つめが、素材そのものの進化です。
生産者やメーカーの努力により、軽さや通気性、扱いやすさに優れた生地が増え、従来よりも幅広い季節に対応できる着物が選べるようになっています。

こうした変化から、現在は『“暦に合わせる”のではなく、“気温や体感に合わせて選ぶ”』という考え方が、自然と広がってきています。

 

「袷が当たり前」だった時代と、今の違い

もともと着物といえば「袷」が中心だった時代が長く、ご自宅の箪笥を見ても、袷の着物が大半を占めているという方は少なくありません。

特に、親御さんやご家族から譲り受けた着物には、単衣の着物がほとんど含まれていないというケースも多く見られます。

これは、単衣が“限られた時期にだけ着るもの”とされていた時代の名残ともいえるでしょう。

 

実は増えている「はじめての単衣」

しかし現在、着付け教室に通われる方の中では、「はじめて自分サイズで誂える着物が単衣」というケースが非常に増えています。

体感に合った着物を選びたいという意識の高まりから、最初の一枚として単衣を選ぶ方は、実際には9割近くにのぼることも珍しくありません。

さらに、着物を日常的に楽しんでいる方の中には、一年を通して単衣をベースにし、長襦袢や羽織・コートで調整するという着こなしをされている方もいらっしゃいます。

それだけ、単衣は“限られた季節のもの”ではなく、通年で活用できる実用的な一枚へと位置づけが変わってきているのです。

 

単衣があるだけで、着物の楽しみ方は大きく変わる

単衣のきものが一枚あるだけで、着られる時期は大きく広がります。
袷では少し暑いと感じる日でも、無理なく着ることができるため、「今日はやめておこうかな」と迷う場面がぐっと減っていきます。

その結果として、着物に袖を通す回数が自然と増え、着付けや着こなしにも無理なく慣れていくことができます。

着物は「たくさん着ること」で、はじめて身についていくもの。
だからこそ、着る機会を増やせるかどうかは、とても重要なポイントになります。

 

単衣は“特別な一枚”ではなく“続けるための一枚”

これまで単衣は、「6月と9月だけのもの」と考えられてきました。
しかし今は、気温や体感に合わせて柔軟に選ぶ時代です。

単衣は、季節の“すき間”を埋めるためのものではなく、着物を無理なく続けていくための一枚として、その役割が大きく変わってきています。

 

まとめ 単衣を取り入れるタイミングが、着物との距離を変える

単衣のきものが一枚あるだけで、着られる時期は大きく広がります。
その結果として、着物に袖を通す回数が自然と増え、着付けや着こなしにも無理なく慣れていくことができます。

これから着物を楽しみたい方、着る機会を増やしたいと感じている方にとって、単衣をいつ自分のワードローブに取り入れるかは、ひとつの大きな鍵になるといえるでしょう。

無理に揃える必要はありませんが、「少し暑いけれど袷しかない」「今日は着るのをやめようかな」と感じる場面が増えてきたら、それが単衣を取り入れるタイミングかもしれません。

迷われた際は、教室でもお気軽にご相談ください。
着る頻度やお手持ちの着物に合わせて、無理のない取り入れ方をご提案いたします。

 

執筆:日本和装オンライン運営

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